2011年08月05日

たぶんタブ

入道雲モクモクの本日の東京/渋谷でありますー。ちょい仕事も落ち着いてるのでこれからNゲージのストラクチャーでも買いに行こうかな〜(笑&汗)



さて、今回は米陸軍のショルダー・タブについて軽く語ってみます。

タブには大きく分けて2種類あり、一つは部隊の能力を表すタブ、もうひとつは個人の技能スキルを表すタブです。特殊部隊や空挺師団の部隊章(以下SSI)上部に付いている「AIRBORNE」タブは部隊の能力タブ、その上に付く「SPECIAL FORCES」や「RANGER」タブなどは個人の技能タブということになります。

●部隊の能力タブ
特殊部隊や空挺師団などに所属している兵士は個人が空挺スキルを取得していなくても「AIRBORNE」タブを着用することができます。つまり「AIRBORNE」タブはあくまでも部隊そのものに空挺能力があることを示しているものなのです。ですので特殊部隊や空挺師団などのSSIは「AIRBORNE」タブと1セットになっており、「AIRBORNE」タブが無い状態での着用は認められておりません。

●個人の技能タブ
「SPECIAL FORCES」や「RANGER」タブなどは規定で定められた訓練課程を修了した兵士のみが着用できます。順序はRANGERよりもSPECIAL FORCESが上位に位置します。特殊部隊のSSIを着用している兵士の中には「SPECIAL FORCES」タブが無く、マルーンのベレー帽を着用している兵士を見掛けたりしますが、彼等はあくまでも特殊作戦をバックアップするための後方要員と考えてよいでしょう。

さて、ここまで読まれて「?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。例えば空挺能力が無い第1騎兵師団SSIの上に「AIRBORNE」タブが着用されているような場合です。これは兵士個人が空挺スキルを取得したから着用しているのではなく、第1騎兵師団内の空挺能力を保有している部隊に所属しているため「AIRBORNE」タブを着用しているのです。例えばパスファインダー(先導降下)中隊などがそれに当たります。従いまして前回参加した戦争/紛争時に所属部隊がパスファインダー中隊であった場合などには当然右肩にも「AIRBORNE」タブが着用されるものと思われます。

また、パッチ・カスタムをする際には各タブの歴史も認識する必要があります。例えば「SPECIAL FORCES」タブが採用されたのは1983年ですのでそれ以前の仕様では着用できません。つまりベトナム戦争仕様のジャングルファティーグに「SPECIAL FORCES」タブを付けてしまった場合などには「クスッ」と笑われてしまいますので要注意です(笑)

ちなみにミリタリーショップなどで「AIR ASSAULT」や「VIETNAM」といったタブを見掛けたりしますが、これらは米陸軍が正式に認可したものではありません。兵士個人が非公認で着用する可能性はありますが、着用例なども見た事はありませんので使用しないほうが無難かと思われます。ベトナム戦争中の「RECONDO」タブも同様に非公認のものと思われますが、こちらは当時の兵士達が多く着用していたようです。

以上の内容はあくまでも当方の認識によるものですので、もしかすると誤りがあるかもしれません。まぁこういった部分を探求していくのがパッチ・カスタムの面白みでもあるのですが、、、などとちょっと逃げ腰になってみる(笑&汗)

Tabs of the United States Army(Wikioedia)


まさか、、、40(歳)過ぎてこんなモンで遊ぶとは思わなかったなぁw



なんだか最近90年代ユーロビートがツボ(笑) WHY NOT / VIRGINELLE
  


Posted by アカトラ  at 14:32パッチ・ステッカー