2009年04月01日

テポドン発射で妄想-2

なぜだか続く妄想シュミレーション第2話。。。

第1話はコチラ→テポドン発射で妄想-1

テポドン発射で妄想-2
PHOTO : U.S.NAVY

日本政府は北朝鮮との事実上の戦争状態となった事から、国会での自民・公明・民主による多数の承認により、戦後初の防衛出動が行われる事となった。基本的には米軍攻撃部隊への後方支援と共に、領空及び領海、日本海側沿岸の警備強化を目的とするものである。それと同時に公安調査庁は朝鮮××への破壊活動防止法による立ち入り検査を行い、団体活動規制処罰の適用により事実上の活動停止状態とした。日本国内では反戦・平和団体などが決起集会やデモ行進を行ったものの、大多数の国民は政府方針を支持しており、そういった行動は逆に一般国民から顰蹙を買う結果となった。

海上自衛隊は日本海上に護衛艦部隊やP-3C対潜哨戒機部隊を展開させ警備を強化すると共に、横須賀基地の第5護衛隊を佐世保基地に、呉基地の第8護衛隊を舞鶴基地にそれぞれ移動させ日本海側の戦力を増強。呉基地のおおすみ型輸送艦2隻も佐世保基地に待機させ、場合によっては陸上自衛隊の西部方面普通科連隊を乗艦させる体制を取った。潜水艦部隊についても一部が日本海に展開。航空自衛隊はE-767早期警戒管制機やE-2C早期警戒機などでの上空監視を強化しているが、戦闘機部隊などは通常のスクランブルの5分待機体制を維持。一部の支援戦闘機部隊では爆弾や対艦ミサイルなどの準備が通常よりも強化された。陸上自衛隊は全部隊を臨戦態勢にするとともに日本海側の警備を強化させ、習志野駐屯地の特殊作戦群は米軍との共同作戦で米陸軍特殊部隊と行動を共にしていた。警察庁・海上保安庁は日本海側沿岸や原子力発電所などの警備を強化した。

一方、米陸軍は第2歩兵師団第2旅団・第3旅団を米本土から韓国に派遣したが、この部隊はあくまでも韓国防衛のために増強されたものである。米海軍は米本土から原子力空母ニミッツ・タスクフォースを東シナ海に展開。米海兵隊はハワイから第3海兵師団第3海兵連隊を沖縄の各基地に移動させて待機。米空軍も多数の航空機部隊を嘉手納・三沢・横田及び、韓国防衛用に在韓米空軍基地にも展開させた。特殊作戦部隊は陸軍の第1特殊部隊群と第3特殊部隊群、海軍のシールチーム5及びチーム1、空軍は第353特殊作戦群、海兵隊は第31海兵遠征隊(特殊作戦能力)やリーコンなどの部隊が中心となる。

米軍による事前の空爆が開始された。日本海側からは空母ジョージ・ワシントン・タスクフォース、東シナ海側からは空母ニミッツ・タスクフォースによる巡航ミサイル・トマホークでの北朝鮮軍の重要拠点への空爆が開始され、航空機部隊もワイルドウィーゼル機によるレーダーサイトの破壊、ステルス機による空軍基地滑走路の爆撃などが行われた。多数のレーダーサイトが破壊され、空軍基地の滑走路も大部分が使用不可能となった事でとりあえずの脅威は取り除かれ、あとは短距離の地対空ミサイルや対空砲などが残るのみとなった。ここから本来の目的であるテポドンやスカッドなどのミサイル基地への空爆が開始される。

当初、北朝鮮軍もミグ29戦闘機などを発進させて抵抗したものの、燃料不足等により圧倒的に飛行時間が少ない北朝鮮空軍のパイロットでは、護衛や上空哨戒任務についている米軍のF-15戦闘機やF/A-18戦闘攻撃機には全く太刀打ちする事ができず、あっという間に空の藻屑と消えていった。さすがに北朝鮮もミグ21などの旧式の戦闘機は無意味と考え上げてこなかった。北朝鮮海軍はほとんど脅威として考えるほどの規模ではなく、対韓国用の何十万人とも言われる陸上兵力もまったく出番が無く、事実上、制空権と制海権は確保したような状況となった。ノドンやスカッドなどのミサイルも日本本土に向けては撃ってこなかったが、それは北朝鮮側が負け戦を意識している現れでもあり、もし日本本土に対しミサイル攻撃をした場合には確実に北朝鮮国家及びキム・ジョンイル体制は壊滅する事を理解しているからであった。一方、韓国はまるで中立国のような立場となり、自国を挟んで両隣で戦争が行われている状況下に不安を隠せなかったが、北朝鮮は韓国に対しても攻撃を仕掛ければ、さらに強力な敵を増やすだけとなるため手出しはできず、逆に韓国は安全地帯となっていた。

空母ジョージ・ワシントンの飛行甲板にはJDAM誘導爆弾を搭載した多数のF/A-18戦闘攻撃機がカタパルトから射出されるのを待っていた。嘉手納基地からもF-22戦闘攻撃機やF-15E戦闘爆撃機が飛び立ち、空中給油を受けながら東シナ海上空で待機しており、一気に北朝鮮のミサイル基地を叩く算段である。制空権もほぼ確保しており、地上配備の地対空ミサイルなどにさえ注意を払えば、それほど危険な作戦ではない。統合作戦司令部より作戦開始の命令が出た。空母ジョージ・ワシントンのエアボスは攻撃部隊の発艦を指示し、次々にF/A-18戦闘攻撃機が打ち出されていく。CVW-5(第5空母航空団)の目標は東部キッテリョンのミサイル発射基地である。キッテリョンは北朝鮮による2006年のミサイル発射実験の際にノドンやスカッドが発射された基地でもある。VFA-192(第192戦闘攻撃飛行隊)ゴールデン・ドラゴンズとVFA-195(第195戦闘攻撃飛行隊)ダムバスターズが爆撃部隊として、VFA-102(第102戦闘攻撃飛行隊)ダイヤモンドバックスが直援部隊として編成された。露払い役のVF-102が先行し、続いてVFA-192とVFA-195が低空飛行で北朝鮮本土に迫る。天気は快晴、絶好の爆撃日和だ。

北朝鮮本土に侵入後もこれといった反撃は無く、VFA-192の隊長機は多少拍子抜けした気分ではあっが、無事に爆撃目標地点に到達しJDAM誘導爆弾の投下を開始した。ミサイル基地上空は縦横無尽に飛び回るF/A-18戦闘攻撃機で埋め尽くされた。全弾を投下した直後に警報ブザーが鳴った。敵の地対空ミサイルにロックオンされたようだ。隊長機はフレアを放出すると共に太陽に向かい急上昇したのち急旋回した。ジェットエンジンなどの熱源を追跡する赤外線ホーミングミサイルは太陽という究極の熱源に向かい飛翔していった。爆撃地点付近の地上には海軍特殊部隊シールチームが展開し、爆撃の効果を確認し結果を司令部に報告する。概ね攻撃目標は破壊され作戦は成功とされた。一方、米空軍部隊もムスダンリやウォンサンのミサイル発射基地の破壊に成功。損害もゼロであった。

作戦が順調に進むにつれ、アメリカ政府内もどういった形での戦争終結が最良かを検討し始めた。その中には北朝鮮に地上兵力を展開させて、イラクのようにキム・ジョンイル体制を崩壊させる案も含まれていた。それは正に第二次朝鮮戦争を意味するものであった。


さて、、、大風呂敷を広げすぎました。。。
どうやってオチに持っていけばいいのでしょうか(笑&汗)
続くのか???続けられない気がする。。。




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Posted by アカトラ  at 19:01 │その他